マリオサンシャインの記録をSRCに申請する際のマニュアル
筆者はspeedrun.comでマリオサンシャインのモデレーターを務めているのだが、記入ミスのある申請が多いと感じている。
そこで今回は記録を申請する際、各項目はどのように記入するのかについて解説していく。
ゲームとしてのルール
これらはリーダーボードの右上にある[View rules]から確認する事ができるが、全て英語で書かれており読むのに抵抗のある方もいると思われるので、要約してまとめておく。
・記録は実時間による計測で行う(走りの最中に電話がかかってきた等のトラブルが起きたとしても、途中でタイマーを止める行為の禁止)
・実機で走る場合は正規のディスクを使う(NintendontはUSBやSDカードからゲームデータを読み込んでいるため不可)
・エミュレーターはカテゴリごとに定められたタイムより速い記録は無効
・カテゴリごとに定められたタイムより速い記録(Any%では1時間25分より速い)では、動画が必須
・動画はゲーム音や映像がちゃんと入ったものでなければ無効
各申請項目について
ここからは各項目の埋め方について説明する。
(you areはモデレーター用の項目)
[Category]
自分の走った競技を選ぶ項目。
[Time]
左から○時間○分○秒と埋めていく。基本的にmsの部分に記入する必要はない(000ではなく、空欄のままにする)。
小数点以下は、同タイムの走者がいた際に必要に応じてモデレーター側が精査して加えるため、申請段階では無記入で良い。
[Timing Method]
計測法を選ぶ項目。new file、peach file、hacked fileの3つがある。
これはタイムに関わらず、無記入の場合はモデレーター側から確認が入る事が多いため、記入しておくことが望ましい。
[Game Version]
GC版ソフトで走ったか、スイッチ版ソフトで走ったかを選ぶ項目。
GC版の場合は[GCN]、スイッチ版の場合は[3DAS]を選ぶ。
[Region]
どの言語のソフトで走ったかを選ぶ項目(GC版でのみ必要)。
スイッチ版では[None]を選ぶ。
これは、スイッチ版ではゲーム側で言語を設定できるためどの走者も同じ条件で走る事ができるからである。
[Platform]
どのハードでプレイしたかを選ぶ項目。
ゲームキューブでプレイした場合は[GameCube]、wiiでプレイしていれば[Wii]、スイッチ版の場合は[Switch]を選ぶ。
Game Versionと項目が似ているため混同しないようにしよう。
[Date]
記録の達成日を記入する。
[Video link]
動画を添付する際にURLを載せる項目。
twitchの場合、過去の配信は見られる期限が決まっているため、必ずハイライト等のURLにする。
[splits i/o]
記録のラップタイムを載せることができるサイトがあり、そこに投稿したラップデータのURLを記載する項目。任意項目であるので無記入でも問題はない。
[Description]
走りについての説明を書く項目。
「ボスパックンの運が悪かった」「○回死んだ」「全体的に良い走りだった」など、自由に書いてよい。これも任意項目。
記入しておいた方が良い項目まとめ
Timing methodの部分にも書いたが、記入されていなかった場合にモデレーターが確認する項目がある。
[Video link] [splits i/o] [Description]以外の項目については出来るだけ記入しておく事が望ましい。
もちろんタイムが速い場合は[video link]も確認が入る場合がある(初申請で1時間30分切りなど、これはその人が普段から配信しているかによっても変わるためケースバイケース)。
よくありそうな質問
Q:数秒しか更新してないけど申請して良い?
A:OKです。
Q:1時間20分切ったら申請しようと思ったけど、初申請で1時間19分だと疑われる?
A:普段から練習や通しを配信したり動画として残している人であれば、それらを確認するので心配する必要はないです。全くそういった形跡が見つからなかった場合はモデレーター側で協議されます。
Q:タイムを間違えて申請してしまった、どうすれば良い?
A:モデレーターに申請ミスである事と正しいタイムを伝えれば申請を修正してもらう事ができます。
Q:申請が全然承認されないのだけど
A:モデレーターが時間が取れず申請をチェックできなかったと考えられます。今はモデレーターが多いのであまりありませんが、5日経っても申請が放置されているようなら確認を取ってみるのが良いでしょう。
Q:スイッチ版で掃除バグが起きた記録は申請しても良い?
A:OKです。開始直後にバグが起きて即シャインを取ったものでも大丈夫です。